2013年06月09日

「季の歌」

露草の 涙は単なる 水蒸気 風情か知識 どちらを選ぶ?

満月の 月の光は 強すぎて 自然の公害 星か見えない

旬の味 旬のコトバを 持ち寄って 季節の宴 開きませんか?

虫の音で 季節の移ろい 感じてた 戻らぬ田舎に 感謝の短歌(ことば)を

歌ってる 草木も風も 鳥たちも 流れる季節の 旋律に乗り

待たずとも 意識せずとも 咲き誇る 四つの季節 飾る花々

日常の 雑踏の中に 消え失せた 季節の歌を 掘り起こしてみる

わかるけど 商売道具に しないでね 季節の行事 続く伝統

誕生し 生きてきた日を 思い出し 季節の姿 短き言葉に

描く(えがく)のは 絵画だけじゃ ないんだよ 言葉で示す あなたの心で

理性にて 暑いだ寒いだ 文句付け 移ろう季節に 素直になれぬ

温暖化 ここ日本でも 季節感 消えゆく現実 せめて言葉は

晴と雨 そのバランスこそが 美しい 適度な乾燥 適度な潤い

ほのぼのと 安き言葉で 映し出す 季節のぬくもり 季節の優しさ

言葉にて 頭に映像 描きたい 自然を命を 讃える(たたえる)ために

「季の歌」で 一人百首を 目指したい 叶うかどうか 分からぬけれど

早々と 現実先立ち 描く(かく)季節 心の準備を 余裕をつくって

一年の 計は元旦に ありと言う 新たな季節 心の門出

天空に 願いよ届けと 火を燃やす どんどの祭事に 人の輪つくって

暖冬も 寒いことには 変わりない 着るもの増えて 見た目も丸い

雪景色 きれいじゃないよ 寒いだけ 雪国育ちの 冷めた感情

今はまだ 太陽勝てぬ 北風に 頭すくめて 足を速める

早春や 冬の終わりの 梅の花 桜の花への 目覚ましのベル

山里の 寒の水にも ふきのとう 季節よちよち 千鳥足かな


寒いから 綿をまとった ゆきやなぎ 冷たい風吹く 下校の道で

道端で 春風包んだ ゆきやなぎ 白き顔して 優しく微笑む

雪解けに 力与える 木漏れ日は 冬の雲裂く まぶしき光

まだ寒い 季節は春と されるけど 朝はマイナス 雪はちらつく

はっけよい 三寒四温の 名のもとに 冬と春とが 相撲をとってる

ぬくもりは 嬉しいけれど 恐怖だね マスク離せぬ 花粉症には

春近し 居座る冬に 強風で 交替だよと 無言で腕押し

香り立つ 野の花添えて 恋文を あなたに感謝の 想いよ届け

青空に つぼみふくらむ 桜見て 日差しのぬくもり 視覚の触感

早かった! 開化したての 桜の木 寒の戻りで 歩みを止める

開花した でもまた雪が 降りだした めげない強さ 桜に学ぶ

桜咲く 入学祝いの 文房具 ささやかながらも きらめくアイテム

花見前 去年の気温を 懐かしみ 戻らぬ過去に タイムスリップ

もう一年? ピンクと青の 空見上げ 思わず呟く 恨み節かな

木の下で 花より団子で 騒いでる ごめんね桜 綺麗なのにね

絵葉書で 元気ですか?の 一筆(いっぴつ)に 桜のたよりの 景色を添えて

人はみな 花見花見と言うけれど それは言い訳 騒ぎたいだけ

夜桜に 月夜を重ねて 空見上げ 散りゆく季節に ほのかな光を

嵐来て 花も落ちると 思ったが 意外にしぶとい 命の輝き

ひらひらと 別れを告げる 桜見て 自然の輪廻の 強さに魅(ひ)かれて

花散って 寂しく見える 桜木に 静かに寄り添う 初夏の陽光

花時計 時間と共に 顔中に 季節の香り 季節の移ろい

五月晴れ 雲を切り裂き のぞく日は ツツジの蜜の 甘さに似ている

しとしとと 五月雨(さみだれ)降らす 天空に 地球の潤い 窓より頼む

紫陽花(あじさい)を のんびり進む かたつむり 今日も生きよう 地に足つけて

赤と青 花の色にて 土の質 リトマスいらずに 示す紫陽花

梅雨空の 暗き空間 照らす日は 暗き世の中 励ます光

雨予報 だけど諦め たくなくて レーダーにらみ 止み間を探す

お茶の葉の 新芽を摘み取り 煎じてる 命の服用 感謝を込めて

空梅雨は 外出増えるが 困りもの 雨の季節は 雨こそ似合う

優しさを 忘れた季節の 情報に 不安を感じて 身を萎縮する

雨降って 車が増えて うっとうしい そんな私は 自己中心かな

七夕は 織姫彦星 出会う時 雨が降るなら 白鳥の背に

雨上がり 地面にきらめく 陽光は たくまし命に 奏でる賛美

梅雨空の 暗き空気に 少しでも 明るき光を 楽しみ見つけ

晴れ休み 雨の降る日も 必要さ 乾いた大地 潤してるから

梅雨明けの まぶしき朝日映す海 はしゃぐ声色(こわいろ) 静かに待ちわび

海岸に はしゃぐ足音 波あびて はねあげしぶきに 遊ぶ陽光

熱中症 水分だけじゃ 足りないよ 塩分補給も 覚えていてね

海の日に 海への回起 思うのは 海への感謝 忘れないため

うだるよな 太陽の熱 避けるため 渓流見下ろし 風を感じる

上下から 熱せられてる 車椅子 ホットサンドの パンに似ている

暑すぎて 蝉さえ鳴かぬ 夏の午後 日陰探すが 太陽真上

夏バテは 食べることすら 義務になる のど越し良いもの 力にならぬ

夕方に 入道雲が やってきた ほてった大地を 潤すために

寂し気な 休耕田に ひまわりを 米から笑顔へ それも転作

夏空も 今の空気は 暑いとさ 雷鳴き声 豪雨は涙

ジェット気流 台風速める 偏西風 地球の空気が よどまぬように

里帰り ネオンなどない 里山の 変わらぬ風に 心を癒す

送り火の 古くの伝統 守るため 花火を打ち上げ 人を集める

盆過ぎて 虫の声にも 秋の風 つくつくほうしに ヒグラシの音

虫の音も 月光浴びれば 琴の音に 高貴な調べは 闇でも歌う

残暑の夜 氷食べ食べ 本を読む 生き抜く知識 取り込むために

雨水と 元気な太陽 取り込んで 旬の命を 頭上に抱く

ありがとう 感謝の気持ち 忘れない 年増す喜び 終わったけれど

栗の実の 尊き命を 守るため 剣(つるぎ)を見せて 鎧をその身に

夕暮れの 紅き光を 映す山 命の光へ 感謝の行為

黄道(こうどう)を 四つに隔て 祝うのは 日本だけかい? 季節の宴

台風は 南国生まれの 暴れ馬 自然の猛威 雨と風とで

バイバイと 手を振る楓に 微笑んだ またの出会いを 明るく望んで

ろうそくの 火は消える前 はなやかに 銀杏の紅葉 楓の紅葉

広葉樹 一年生きて 腐葉土に 新たな命 育むために

次世代へ くすんだ色でも 伝えたい 命の輝き 命の力

山苺 幼い時に 食べた味 甘くて酸っぱい 淡き思い出

収穫は 初霜降る日を 待ってよう 葉ものの野菜が 美味くなる日を

霜柱 土持ち上げる 力持ち 寒さに澄む空 見上げたくて

南瓜(かぼちゃ)食べ 柚子湯(ゆずゆ)に入り 邪気払い 冬至の知恵を 体に刻む

低音で 山里に鳴る 雷は 冬将軍の 太鼓の響き

雪振りは 空の涙さ 嘘じゃない 恥ずかしがり屋で 隠してるけど

日中の 凍えた体を ほぐすため 湯の空間にて 心を伸ばす

年の瀬の 深夜にとどろく 除夜の鐘 高貴な願いは 山をも越えて
posted by かおり at 17:36| 大阪 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | poem | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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